▼「同期加入で…」
3度目のアジア制覇を成し遂げた浦和レッズの選手たちは、思い思いに2組のペアとなって優勝トロフィーを掲げた。中でもJ2サポーターにとって、印象深いワンシーンが小泉佳穂と明本考浩によるそれだろう。
小泉はFC琉球。明本は栃木SC。ともにJ2クラブから浦和へとステップアップしたタイミングは2021シーズンと同じだった。“元J2デュオ”が一緒にACLトロフィーを掲げたことに意味はあったのか。小泉が言う。
「アキはどう考えていたか分からないですが、誰を誘おうかと考えていた中で、同期加入でともにJ2から一緒に浦和に来て、天皇杯、ACLとずっと一緒に戦ってきたこともあり、一緒にトロフィーを掲げたかったのがアキでした。だから僕からアキに声を掛けて、お願いをして一緒にトロフィーを掲げられたことはうれしいです。僕もアキも大会の主役になるような活躍はできなかったかもしれませんが、少なからずチームに貢献できていることを多少誇りに思っても良いのかなと思っています。そう思いながら喜びを噛み締めていました」
画になるワンシーンの裏側には、そんな小泉の願いが隠されていた。
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